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イギリス留学の情報掲載

彼女はピアノ弾き語りのアルバイトをした経験があるそうだから、芸で金を取る厳しさを知っているのかもしれなかった。
Sに彼女の言葉を伝えると、彼は余計に燃えてしまった。 Sと私は大道芸人の修行ばかりしていたわけではない。
私は彼の日本語クラスの宿題を手伝い、彼は日本の今の政治や、K先生の日本政治の授業について、英語でディスカッションの相手をしてくれた。 彼の議論は非常に論理的で、何事にも筋を通そうとした。
一方、たいへん聞き上手でもあったので、私は必死になって、日本の政治に何が求められているか、一般市民の政治を見る目はどうかなど、説明を尽くそうとした。 彼の日本社会への認識はとても深いが、同時に厳しくもあった。
たとえば、「日本人は絶対的な善悪の基準がなくて、『恥かしい』とかで考えるでしょう?」であった。 Sはまさに日本の芸事の心を表わしているように見えた。
一方、西洋の幾何学的庭園のような美を、音楽の中にも求めようとしていたのは、私の方以上が、私が経験した「究極の?」英語学習、ランゲージ・エクスチェンジのアウトラインである。 こうした勉強を通じて得た友人は、留学生活の中でも特に私の財産と言ってよかった。
この5人だけでなく、彼らの友だちや、この人たちを介してさらに広がる世界が、私のアメリカでの日々を、短いながらも中味の濃いものにしてくれたと感謝している。 と言うので、私は、「ただ周囲の目だけじゃないよ。

『良心』というのか、それぞれの心の中に善悪の基準があるのだと思うよ」と答えた。 すると彼は、「それでも、人間社会の中で育まれた規範だったら、宗教のような神の規律とは違って相対的なものだと思う」と反論してきた。
彼はY教の信者である。 彼の、直球のような日本文化批判は、インテリ西洋人のホンネに近いものかもしれないと思った。
妥協を許さない姿勢を私は貴重なものだと感じ、彼との議論をたいへん楽しみに思うようになった。 私がコロンビアに来てもう1年以上になるが、建築学部の教室に入るのは初めてだった。
この部屋は、他の学科の教室とは雰囲気がずいぶん違っている。 午後2時、広い作業室は、それぞれの課題に取り組む学生たちが慌ただしく動きまわり、まるで学園祭の前のような熱気。
アカデミックな「静」とは対極的な、「動」が渦巻いていた。

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